「学生諸君に捧ぐ」感情論抜きにすると勉強のやる気が出ない時にすべきことは残念ながらたった1つしかない

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脳内で多くのドーパミンが出ると、良かれ悪しかれ「何かしよう!」という欲求が強まります。

ゴールを決める寸前のサッカー選手も、好きなアイドルの新曲MVを再生しようとしているオタクの皆さんも(disっているわけではない汗)、新たに届いたAmazonの段ボールをおもむろに破るときのワタクシも、中には覚醒剤でドンぎまってしまった人も。

みんな脳内では大量のドーパミンが出ています。

そのため、今すぐやめろといわれてもやろうとしていることを簡単にやめることはできません。

 

これが勉強にも当てはまったらどんなにいいだろうかとつくづく思います。

 

……そうなんですけどね。

 

結論から言うと無理です。

 

勉強好きで、常に勉強しないと落ち着かないなんて人はそもそもこんな記事見ないでしょう。笑

 

自分の趣味と勉強とでは取り組む意欲がまるで違います。

わかりやすくいうと私たちはその作業をやりたくないのです。

 

平常時でもやるかどうか分からないことを、ヤル気を起こしてまで始めようとしているのです。

そりゃあ巷に溢れている感情論だけでは追いつきません。もちろん科学的に正しい情報もありますが、そもそもやる気がない人間にそれが当てはまるかというとそうは思いません。

やる気が起きない状態の時って、そもそもやる気を起こすための行動すらもする気が起きないのです。これは仕方ないことで人間の脳の構造上そんなもんなのです。

そのため、心理学的なアプローチよりも、生物学的なアプローチの方が実際的だと感じます。

 

なのでこの記事では、長期的な目標を決めなさいとか、新しい習慣を作りなさいとか、明らかにやる気のない人のやる気を更に幻滅させる方法は紹介しないことにします。

 

で、で、で、

 

前置き長過ぎて読む気まで失せてきたからすべきこと1つはよおしえんかい

 

はい、分かってます。

ただでさえやる気の無いみなさん(disっているわけではない)のクレームが飛んでくることは重々承知してます。

 

わかってます。でも僕は嬉しいんです。

 

ただでさえやる気が出ていない皆さんがここまで僕の文章読んでくれたと考えるだけでもう……。

 

なんかもう……。(何度も言うがdisっているワケではない)

 

 

 

 

じゃあ言いますよ、、、

 

 

 

ホントに言いますよ、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーーでもなんか緊張するーーー(*ノωノ)(俺のことは好きなだけdisってくれたまえ)

 

 

 

 

 

ごめんなさい。少なくとも公開できるレベルの記事にはしたいのでちゃんとやります。(このままだと後悔記事になるからな、HAHAHA!!!)

 

で、言いたかったのは、

 

イチかバチかやる気を出したければ脳内環境をガラッと変えてやれ

 

ということです。

実はこれ科学的にも非常に重要なところで、ヤル気を起こす方法として様々な方法が紹介される中でも大原則となっているような気がします。

 

ここで重要になってくるのが冒頭でも述べたドーパミンです。

よくドーパミンは快楽や興奮とつなげられるイメージがあります。そのためドーパミンがやる気と結び付けられると違和感を覚える方も多いかもしれません。

もちろんそれも間違ってはいないのですが、実際にはもっと広い意味を持ちます。

ドーパミンは実際には行動を促して悪い結果を回避したり、目標を達成するためにやる気を出させることだということが近年の研究で分かっているのです。

 

ドーパミンが放出されるのは楽しいことをしている間だけではなく、その直前も分泌されます。ドーパミンは報酬を得る前にも機能するということです。

つまり快楽や興奮は、ドーパミンによるやる気の副作用のような位置づけだと考えることができます。

ありがたいことに(生物学的に)どのようなことをすれば、ドーパミンが出るのかはある程度分かっているので、それを逆に利用してあげることでやる気もある程度コントロールすることができるようになるでしょう。

やる気を出したいなら運動をやれ!

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近年の研究でもわかってきている通り運動はやる気を起こさせるための非常に強力なツールです。

不規則な睡眠もあってか、特に朝起きてからずっとダルい、頭がぼーっとして何もやる気が起きない。結局何もせず一日が終わる。

こんな経験、一度はしたことがあるのではないでしょうか?

特に感情の浮き沈みが激しい(やる気があるときとない時の差が激しい)人は、運動で感情をコントロールするテクニックを身に着けておくと一生の財産になります。

これさえできれば、特別な状況を除いて365日高い生産性を維持することができるようになるからです。これは、おそらくあなたのライバルも持っていない非常に強力な武器になるでしょう。

 

では脳科学の視点から、運動の効果を解説します。

100種類以上ある脳内物質の中でも主要なものは10種類程度だといわれています。

その中でも脳内のいたるところで大きな影響を与えるホルモンは数種類しかありません。

やる気を出すには脳内環境をガラッと変える必要があることは既に紹介済みですが、ここで重要になってくるのがそれらのホルモンです。

やる気を誘発する三大神経伝達物質というのが知られているので初めに挙げておきます。もちろんこの3つだけではないですが代表的なのは以下のものです。

  • セロトニン(精神の安定化、やる気の向上、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌のコントロール)
  • ノルアドレナリン(強い覚醒作用、ドーパミンの分泌促進)
  • ドーパミン(行動意欲の向上)

つまり、やる気を出したいのであれば最低限でもこれらの物質が脳内で分泌されていないと難しいということです。

逆にこれらの生理現象を利用すれば、やる気はある程度科学的に引き出せるということも分かります。

 

 

では運動に話を戻します。やる気向上に運動が関係している一番大きな理由は、実はここにあります。

 

運動をすることでこれらの物質全てを効果的に分泌させることができるということが知られています。

つまり運動するということは、気分を安定させ、やる気を引き起こすための最適なツールなのです。

 

運動のメリットはこれだけではありません。

 

運動をすると、ニューロンとよばれる脳の神経細胞が生まれやすくなるということが知られています。

ニューロンは新しく覚えたことなどを記憶としてとどめる際の回路の役割をします。このニューロン同士がいくつもつながりあって脳内でネットワークを作っているイメージです。

そのため、この回路が多ければ多いほど脳内の情報を取り出しやすい(思い出しやすい)ということになります。

 

ありがたいことに、運動をするとニューロンの新生を促すだけでなく、ニューロン同士の結合(正確にいうとシナプス結合)も強化されることが研究から分かっています。

説明がややこしくなるので詳しくは書きませんが、運動をすることで脳内のBONFという神経栄養因子が分泌され、ニューロン同士のネットワークを強化し結合を促してくれることが分かっています。

 

つまり運動はやる気を起こさせるだけではなく、その後の学習効率を飛躍的に高めてくれる最高の解決策なのです。

 

運動後に学習することで、集中力や思考能力が向上するだけでなく学んだことをしっかりと記憶にとどめることができるでしょう。

※多くの研究によって運動後の方が学習効率が良く、長期記憶が形成されやすいことは既に実証されています。

「運動するぐらいなら教科書開いて勉強するしー」と感じた人もいるかもしれませんが、結局は学習効率が上がるため運動をした時間は無駄ではないということを覚えておいてほしいものです。

もちろん勉強だけに限らず、行動意欲が起きない時は取りあえず運動をすることをお勧めします。健康にも美容にもいいことですから、決して無駄になることはないでしょう。

あと運動の意欲が起きなくて困ってた人いたらごめんなさい。(笑)

仮眠をとる

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先程とは少し違ったアプローチです。

やる気を出すには、脳が覚醒しているだけではなく、脳の記憶が整理されていることも重要になってきます。

脳内に情報が増えすぎると、そろそろ情報を整理させてくださいと思考力をストップさせてしまう事があるということです。そうなると頭の中がぼーっとしてやる気も起こらない状態になってしまいます。

また、睡眠不足になると脳内のホルモンバランスが狂い、これも同じように無気力感を引き起こしてしまいます。

※特に先程の運動の部分でも出てきたセロトニンの分泌が減ってしまう事が一般的に知られています。

 

原則として「やる気を出したければ脳内環境をガラッと変えてやれ」、と言いましたが、

 

睡眠は、脳波をとってもホルモンをとっても大きな変化をもたらしてくれますし、脳内をリセットしてクリアな状態に戻してくれます。

 

この部分を無視してしまうと、やる気を出すためにどんなことをしても脳がシャットアウトするようになりますから、いくら頑張ってやる気を引き出す方法を実践しても一向に意欲は上がらないはずです。

まずは脳の環境を整えてからでないと、脳内にポジティブな変化をもたらすことはできないのです。

特に作業をしているうちにボーっとしてきてやる気がなくなった人、起床から6時間以上経過している人、睡眠負債が溜まっている人、気付いたら別のことを考えているほど集中力がなくなっている人は、睡眠を脳が必要としている可能性が高いです。

効果的な仮眠をとるために

ただ闇雲に寝ても効果があるかというとそうではありません。正しい眠り方があるので抑えておいてください。

まず昼寝の時間ですが30分以内にするようにしてください。これ以上眠ってしまうと深い睡眠(徐波睡眠)に入ってしまうため、起きた後もぼーっとした状態が続き、勉強どころではなくなってしまいます。

大体の人が、5分から15分の間に睡眠状態に入れるので、タイマーを20分ぐらいに設定しておくといいと思います。比較的少ない時間でも効果が高いことが知られていますから、ガッツリ寝てやろうと意気込む必要はありません。

ちなみに、これくらいの仮眠でも睡眠慣性(起きた後のぼーっとした状態)が全くなくなる訳ではありませんから、しっかりとアラームをセットして、起きたらすぐにストレッチなりができるようにしておくといいでしょう。

また、寝方については色々な方法がありますが、個人的にはちゃんと起きれるのであれば自由でいいと思ってます。

そこら辺も実際にやってみて自分に合った方法を探してみることをお勧めします。

報酬予測を利用する

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私たちは期待しているとき、またわくわくすることを想像しているときにドーパミンが出ます。これを報酬予測と言います。

旅行の計画を立てているときが一番楽しく感じたり、デートの前夜にわくわくして眠れなかったり(知らんけど←嫉妬)、ウィンドウショッピングで欲しいものをチェックしたり(これはわたし汗)、記事の冒頭で挙げたいくつかの例も「報酬予測」に当てはまるでしょう。

これをうまく活用してあげましょうというお話です。

 

ただしこれにもコツがあります。

例えば、社会で活躍している自分や、将来の成功を思い浮かべることが良く取り上げられますが、自分の経験からするとただでさえやる気のない時はこんなこと考えてもやる気は出ないでしょう。(私だけ?)

もちろんこれでやる気が出るのであれば構わないんですよ。もちろん。

ただ、それよりも行きたい大学のホームページを見たり、自分の将来やりたいことを鮮明に思い描ける記事やブログを見たほうがよっぽどモチベーションアップにつながると思います。

ようは現実味のある物の方が効果的なのでは? ということです。

当たり前ではありますが、勉強のやる気を出すために報酬予測を利用したければ、勉強を始める前にドーパミンを出す必要があります。

勉強自体に興奮を覚えられないからやる気が起きないワケですからね……。

 

それで以下のことを知っておいてください。

 

ドーパミンはそれが得られることが分かった時、現実味を帯びた時に放出される。

これは科学的に実証されています。

 

分かりやすい例としてはマラソンでしょうか?

一番きついはずのラスト100mは案外楽に感じます。ゴールが目前で、走り切った自分が鮮明にイメージできるからです。

 

この事を踏まえて考えると、勉強であれ何であれ、比較的現実的に達成できそうなものをモチベーションアップに活用すると効果的だといえるでしょう。

 

英語を学んでいるのであれば、「海外で働く方法」よりも「2か月で3,000単語覚える方法」の方が現実味を帯びていて、モチベーションアップには最適ということになります。

もちろん、海外で働くことが現実味を帯びているならいいんですけどね、(笑)

 

また、勉強自体にモチベーションを保てなくなった場合は、勉強の勉強方法を見直すと新たな発見があり面白いです。より効果的に学ぶためのテクニックは何を学ぶにしてもあるはずです。

この方法でやってみたい!とか、これができるようになりたい!と感じた時に知的好奇心が刺激されドーパミンが出てくれることでしょう。

 

もちろん長期で実現する理想をモチベーションアップに使うことが悪いわけではありませんが、何かと役不足になってしまう事もあるということです。

これは、「時間割引(タイムセール的なやつではない笑)」といって、報酬までの待ち時間が長ければ長いほど、報酬自体の価値が下がる原理と関係があります。

5年後にジュース10本くれるより、1本でいいから今くれってやつです。(説明雑!)

ドーパミンは継続的に出てくれるほどありがたいものではなく効果は一時的です。知的好奇心という新たな刺激を加えてメンテナンスしてやる必要があるのは仕方のないことなのです。

 

いうて効果あるのそんなに?

 

何度も言いますが、将来への期待感がもたらすドーパミンの力を侮ってはいけません。

たまにしか勝てないパチンコや、当たることなんてほとんどない宝くじに足を運ばせられれるほど行動を誘発する力があるのです。

彼らは、たとえ当たらなかったとしてもドーパミン神経が活性化され一時的な興奮状態を経験することができます。パチンコ店に行くまでの道中も興奮を覚えることができるのです。

休日に何もせず家でゴロゴロするより、お金を払ってでも興奮を求めて店に足を運ぶのは無理もないことでしょう。(後々冷静になってからイライラしますけどね)

 

それに対する期待値が高ければ高い程その過程も楽しめるというのは、勉強もパチンコも原理としてはあまり変わりません。

パチンコがお金という物理的な報酬をチラつかせるのと同じように、自分の現実的な理想(ビジョン報酬)を思い描かせてあげればいいのです。

ネットなどでそのような記事を見ていると同時に知的好奇心(感覚的報酬)も刺激され、勉強への意欲が高まっていくでしょう。

 

ここでもう一度あの原則に戻ります。

 

「やる気を出したければ脳内環境をガラッと変えてやれ」

 

将来に対する期待値が弱いのであれば、この変化は起きません。脳が興奮を覚えられないからです。

よく言われることとして、ここまで勉強が終わったらご褒美としてこれをする、などの決めごとをする方法も取り上げられます。

もちろんこれにも効果があるのですが、興奮のレベルが違うということを覚えておいてください。

仮にその報酬がなくなってしまった場合を考えると分かりやすいでしょう。

自分の理想の職には絶対に付けない、理想の自分にはなれないと分かった時のショックと、数分後にお菓子が食べられなくなるショックは同列ではないはずです。しかも後者の場合は、自分が決めた決まり事なので、手に入れようと思えば今すぐに食べることもできます。

脳内の報酬系を刺激して脳内環境を変えるために、簡単に得られる報酬を設定してしまうと後々うまくいかなことが多いです。

 

ここまで報酬効果について説明しましたがどうだったでしょうか?

確かに、脳内環境の変化という面では、運動や睡眠に比べると効果は劣る部分がありますが、うまく活用することでやる気を引き出すことができるのも確かです。

皆さんも報酬効果をフル活用してモチベーションアップにつなげていただければと思います。

まとめ

感情論抜きにすると、勉強のやる気が出ない時には脳内環境を変えてやるのが一番てっとりばやい方法です。

ネット上では様々な方法が紹介されていて、確かに根拠に基づいているものが多いですが、その程度の効果でやる気起きるの?という疑問がわいてしまうものが非常に多いです。

間違ってはないが優先順位が違うんじゃないかと感じるものが多かったので、自分なりにまとめてみました。

今回は数ある方法のうち特に効果の高いものを3つだけ紹介しました。

  • 運動(やる気を誘発する三大ホルモンの増加を利用)
  • 睡眠(脳内の整理とリセットを利用)
  • 報酬効果(ドーパミンを利用)

この3つをうまく使い分けるだけで、学習意欲向上にうまく働いてくれるはずです。

 

以上!